今日は身近でこわーい食中毒のお話です。
8月も終わりに差し掛かり、少しずつ秋の気配を感じるこの時期によくある食中毒【O-157】について今回はご紹介していこうと思います!
O-157(腸管出血性大腸菌)とは?
O157(腸管出血性大腸菌)とは、毒素としては強い「ベロ毒素」を産生する大腸菌の一種に分類されます。
抵抗力が比較的弱いとされるお子さんやお年寄りが感染すると、後遺症が残るくらい重症となる場合もあります。
食中毒が多発する初夏から初秋にかけて特に注意が必要ですが、気温の低い時期でも発生が見られることから、夏以外の季節も注意が必要です。
O-157はどこからうつるの?
O -157は基本的に動物の腸内に生息しており、汚染された食肉やその加工品・飲料水を飲食することで感染します。
ご家庭では感染者の便で汚染された手指で取り扱う食品などを介して、二次感染を起こすこともあります。
O-157の感染原因となる食品は?
- 牛レバー刺し
- ハンバーグ
- 牛たたき
- ローストビーフ
- サラダ
などなど。牛肉食品が原因として多いイメージですね。
O-157に感染した時の症状は?
O -157の潜伏期間は3−8日程度と言われています。
初めは水様便の症状、その後、激しい腹痛と水溶性の下痢、血便がみられます。
発熱はあっても多くは一過性です。
全く症状がないものから軽い腹痛や下痢のみで終わるもの、はたまた重症化するものもあります。
いかがでしたか?
今回は食中毒の一種であるO-157についてお話しました。
普段の対策ももちろん必要ですが、もし食中毒かな?と思ったら早めに病院に受診しましょう!