今日はベータカロテンの宝庫といわれている【にんじん】について見ていきます。
皆さん当たり前に口にすることが多いにんじんですが、薬膳的な観点で見ていくといろいろな働きがあります。
にんじんの特徴
血を養い、肝の働きを正常にして、貧血や夜盲症(暗いところで目がよく見えなくなる症状)を防ぐのに良いとされています。
目の疲れや視力低下の改善にも有効です。
また、脾の働きを高め、食欲不振、下痢、便秘の改善にも効果があります。
ベータカロテンを豊富に含むため、抗酸化作用が強く、免疫力を高め、ガンの予防や老化防止の効果も期待されています。
にんじんの選び方
・表皮に張りがある
・茎の切り口(芯の部分)が小さいもの(大きいとかたいため)
スーパーなどで人参を選ぶ時はこの辺りを気にしてみると良いでしょう。
おすすめの食べ合わせ
①干しぶどう
疲れ目の改善に良いとされています。
「干しぶどうとの組み合わせがおすすめなの⁉︎意外!」
と言う方も多いかと思います。
フルーツサラダのように一緒にサラダにすると意外と美味しいみたいです。
にんじんのベータカロテン、干しぶどうのアントシアニンがそれぞれ目の疲れに良いと考えられています。
現代人は目を酷使することが非常に多いので、おすすめの組み合わせです。
②牛肉
にんじんと牛肉を組み合わせて炒め物にすると良いでしょう。
どちらも血を補う食材なので相乗効果で貧血を防ぐ働きにつながります。
避けた方が良い食べ合わせ
生のにんじんには注意が必要です。
生のにんじんに含まれる含まれるアスコルビナーゼという酵素が他の野菜のビタミンCを破壊してしまう恐れがあります。
皆さんもにんじんの特徴を効率的に活かしてみると良いかもしれませんね👀